Q.私は、在日韓国人です。先日父が亡くなりましたが、私の兄に全部の財産を譲るという遺言が出てきました。しかし、生前私は父の面倒を見てきたので、納得できません。
そこで、遺留分減殺請求を行いたいと考えています。
ただ、父は韓国に土地や家等の不動産を５つ持っていたようであり、この不動産の評価額が決まらないといくら請求したらよいのかわかりません。
日本の場合、固定資産の評価証明書等を見れば不動産の評価額はわかりますが、韓国にも同様の制度はあるのでしょうか？
また、韓国の不動産の公示価格を知るにはどうしたらいいでしょうか？
A.韓国には、日本と同じような土地や家屋等の固定資産評価証明書の発給制度はありません。
したがって、土地や建物等の韓国の不動産の固定資産評価証明書については、日本から請求することは困難です。
但し、韓国ではインターネット上で不動産の公示価格を確認できます。
もっとも、このサイトには日本からはアクセスできない仕組みになっていますので、日本から情報を取得することはできません。
したがって、もしこの情報が必要な場合は、韓国の専門業者に依頼して取得することが必要です。
なお、当事務所でも土地や家屋等の韓国の不動産の公示価格を調査し、調査結果の報告を行うサービスを行っております。
調査後は、対象不動産のデータをPDFで納品します。土地の場合、データには、土地の公図、1㎡あたりの単価（韓国ウォン）等のが記載されていますので、これに登記簿の面積をかけることで対象不動産の公示価格がわかります。
また、上記PDFの韓国語の日本語訳（※個別見積り）も可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
標準費用：３万円＋税（複数の不動産調査の場合、割引あり）
※日本語への翻訳は分量により異なりますので、別途お見積りいたします。
標準納期：3日～1週間程度
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